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【NOSTブログ‣2026年3月 第3回】社員が「大切にされている」と実感したとき、組織は自走し始める
——【OWNERSHIP:自律編】POS(知覚化された組織的支援)が、健康経営を「自分事」に変える

健康経営において、「会社がマーク欲しさにやっていること」と社員が冷めた目で見ているケースが少なくないという課題が指摘されています。
2月度の「戦略マップ」という設計図と、3月度の「逆ピラミッド」という構造。
これらが揃った先に待っている真のゴールは、社員一人ひとりの「主体性(オーナーシップ)」の確立です。
今こそ注目すべきは、ウェルビーイングの中でも、周囲から支援されている実感がある、ここに居場所があると感じられる「社会的な健康」です。
この「大切にされている実感(POS)」こそが、社員のやる気を引き出し、組織を自走させる最強のエネルギーになります。今回は【OWNERSHIP:自律編】として、人的資本投資が社員の心に火を灯し、100社100様の戦略を完遂させるメカニズムを紐解きます。
目次
- 「社会的な健康」こそが、自律組織のOSとなる
- POSが高まると、社員と会社の関係は「Win-Win」へ
- 「自分への投資」を、自社の成長戦略の達成に繋げる
- まとめ:健康経営は、社員と会社の「相思相愛」を作る経営
1.「社会的な健康」こそが、自律組織のOSとなる
ウェルビーイングには、肉体・精神に加えて「社会的」な健康が含まれます。
これは、周囲からの支援を実感し、自分の居場所があると感じられる状態です。
これまで健康経営が「参加率が低い」といった課題に直面していたのなら、今こそこの「実感」に目を向けるべきです。
2本目でお伝えした「現場を大切にする逆ピラミッド組織」において、リーダーから支援を受けた社員は、会社が利益だけでなく自分の人生や成長を本気で案じていると感じ取ります。
このとき、会社が提供する施策は「対外アピールの道具」ではなく、自分を大切にしてくれる会社からの「投資(ギフト)」へと、その意味を変えるのです。
2. POSが高まると、社員と会社の関係は「Win-Win」へ
この「会社から大切にされている実感」を心理学で「POS(Perceived Organizational Support:知覚化された組織的支援)」と呼びます。
逆ピラミッド型の支援が浸透してPOSが高まると、社員には「大切にされているからこそ、この会社のために最高のパフォーマンスを発揮したい」「この投資に応えることで、自分も成長し、組織をより良くしたい」という内発的な動機が芽生えます。
このポジティブな感情が、社員を自発的な貢献へと向かわせる「自律自走」の原動力になります。
社員の幸せを願う活動が、結果として企業の成長を加速させる、理想的なWin-Winの関係です。
3.「自分への投資」を、自社の成長戦略の達成に繋げる
2月度にお伝えした通り、これからの健康経営は経営戦略に直結したものであるべきです。
健康風土が根付き、POSが高まった組織では、健康経営は「会社のための義務」から「自分の価値を高めるためのウェルビーイング投資」へと書き換わります。
社員が、会社からの支援を糧にして自律的に動き出し、それが結果として自社の戦略達成(本業の成功)を支える。
この「会社が自分を支え、自分が会社を支える」という納得感こそが、健康経営を完全に自分事化し、100社100様の戦略を完遂させる最後のピースとなります。
4. まとめ:健康経営は、社員と会社の「相思相愛」を作る経営
独自の設計図である「戦略マップ」と、それを動かす実行力としての「健康風土」。
この両輪が揃って初めて、人的資本投資は真に本業を強くします。
健康経営とは、単なる福利厚生ではなく、社員と会社が新しい「相思相愛」の関係を築き、共に未来を創っていくための経営そのものです。
社員が「自分が大切にされている」と実感しながら、笑顔で自走する組織。
NOSTはこれからも、皆様の組織が独自の成長戦略で自走する未来を全力で応援し続けます。
3月度の連載を振り返る「編集後記」も公開しています。私たちがなぜ「風土」にこだわるのか、その想いを綴りました。
ぜひ、ご一読ください。
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