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【NOSTブログ】「認定マークのための事務作業」から、社員と会社を救い出す
——やらされ感から脱却する「健康経営」への再定義

「順位が上がった」「頑張ったのに下がった……」
ちょうど今頃は、お手元に「健康経営度調査票」のフィードバックシートが届き、一喜一憂されている方も少なくない頃ではないでしょうか。
しかし、ホッとする間もなく、また次年度の調査票改訂のニュースが聞こえてきます。
「やったばかりなのに、またあのループが始まるのか」と、溜息をついてしまう担当者の方も少なくないはずです。
「健康経営優良法人認定制度」が普及した今、健康経営は、調査票による「点数稼ぎ」のフェーズから、真に「自社の成長」に繋げるフェーズへと大きな転換点を迎えています。
今回は、私たちがなぜ今「100社100様の健康経営」を提唱するのか、その本質的な想いをお伝えします。
目次
1.「正解」を追い求めるほど、現場が疲弊する理由
健康経営に取り組む多くの企業で、共通の悩みが聞こえてきます。
「評価項目を満たすために施策を詰め込んでいるが、社員の反応が薄い」
「毎年、認定マークを維持すること自体が目的になってしまっている」
これは、担当者の努力が足りないからではありません。
むしろ、制度に真面目に向き合おうとするからこそ、調査票という「共通の正解」に自社を無理に合わせようとして、歪みが生じているのです。
他社と同じようなアプリの導入、他社と同じようなセミナー。
社名を隠せばどこの会社の取り組みか分からない「標準化」された健康経営は、事務局にとっては「こなすべき業務」になり、社員にとっては「どこか他人事のイベント」になりがちです。
2. 経済産業省が示した「100社100通りの健康経営」という救い
こうした状況を受け、経済産業省が策定した「健康経営ガイドブック2025」では、大きな方針転換が示されました。
それは、各企業がそれぞれの経営課題に基づき、「100社100通り」の健康経営を描くことを推奨するものです。
これは決して「もっと難しいことをしなさい」というハードル上げではありません。
むしろ、「形式的な枠組みに縛られすぎず、もっと自社らしく、自由にやっていいですよ」という、現場へのエール(救済)であると私たちは捉えています。
3. 事務作業を「未来への投資」に書き換えるヒント
では、どうすれば「やらされ感」を「やりがい」に変えられるのでしょうか。
鍵となるのは、健康経営の施策を「自社の経営理念(MVV)」や「経営戦略」と紐付けることです。
例えば、新しいことに挑戦する社風がある会社なら、健康経営の目的は「病気予防」だけでなく「挑戦し続けるためのコンディショニング」になるはずです。
すると、これまでの事務的なルーチンワークが、「自社の文化を創るための戦略的な仕掛け」へと、その意味合いが180度変わります。
4. まとめ:主語を「制度」から「自社」へ
健康経営優良法人の認定制度は、素晴らしい「きっかけ」です。
しかし、そこがゴールではありません。
大切なのは、主語を「制度」から「自社」に取り戻すこと。
「制度が求めているから」という理由で動くのを一度やめて、「わが社の社員が笑顔で活躍するために」という原点に立ち返ってみませんか。
そのプロセスこそが、担当者の皆さんのこれまでの苦労を報い、会社全体を元気にすることに繋がると、NOSTは信じています。
次回のブログでは:
この想いを形にするための具体的なツール、「戦略マップ」について深掘りします。
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